【期待できる効果】
身体の3つの要素(魂・心・肉体)のバランスをとることにより、
本来備わっている自然回復力を高める。
病気予防・心身の緊張からの解放・人生の目的への氣づきなど。
私たちには内在的に自分自身の身体を診断・修復・再生するメカニズムが備わっています。
人類500万年の進化の歴史のなかで得た命をつなぐ高い能力は、
すべて遺伝情報として組み込まれ、才能・健康・潜在能力などにおいて自分では限界と思えることも、
ゆうに超えることが出来るだけの資質を備えています。
このメカニズムのことを自然治癒力と呼んでいます。
本質的に健康である私たちの身体を、その本質から離れないようにつなぎとめ、
内在されている自然治癒のメカニズムを十分に働かせるためには、
より大きな宇宙のエネルギーが必要です。
古来よりハワイではこのエネルギーのことを『マナ』と呼んでいます。
地球上ではあらゆる生き物は破壊と創造を繰り返して次の形へと移り変わります。
しかし、どのように形が変わろうとも、
永遠不滅に生命根源のエネルギーとして存在する霊的なエネルギーがマナなのです。
つまりマナとは、神様から授けられた神聖なエネルギーといってもよいでしょう。
ハワイアン・ロミロミ・マッサージは、
ヒーリングに関わるカフナ・ロミロミ(マッサージの達人)によって
伝統的に守られてきた癒しの技術です。
『ロミ』というのは、揉む・撫で上げる・圧する・操るなどを意味し、
これらの手技を組み合わせて全身をケアします。
マナが流れやすくなるようにクライアントの身体を調整し、深くリラックスさせることによって
身体が治癒の方向に向かうために必要なマナを集めやすい状態へと導きます。
肉体的な癖は身体に大きな影響を及ぼしますので、
筋肉を揉みほぐすことによって整骨をしやすくしたり、
身体のバランスを元に戻したりすることはとても大切です。
また、筋肉を優しく揉みほぐすことはヒーリングにおいても重要な意味があります。
筋肉は様々な感情を記憶して蓄積するといわれています。
脳はその感情とつながっている身体の一部に緊張を送ります。
生命エネルギーの中枢とよばれる
『チャクラ』(身体に7つ存在する回転するエネルギーの出入り口)の概念からいうと、
例えば、愛情が足りない時には心臓に、感情表現がうまく行えない時には喉に影響が出るとされています。
緊張による鬱血が起こると、その部分にはマナが流れにくくなります。
病気になる原因の多くは、ものごとに対するマイナス思考的な考え方や感じ方が
マナの流れを阻害することによるものとされています。
マナの流れが邪魔されている理由がはっきりすれば、その部分の緊張を取り除くことができ、
自発的な治癒が始まります。
このように『ロミ=優しく揉む』という手技によって、
筋肉の緊張や蓄積されたマイナスの感情からの解放へと導きます。
また、ハワイアン・ロミロミ・マッサージを受けることは、
内なる自分と向き合う貴重な時間にもなります。
身体の3つの要素(魂・心・肉体)がうまくコミュニケーションをとり、
お互いが協力し合う状態がとれたとき、それぞれが最大限に自分の役割を果たし、
マナを十分に集めることができます。
ハワイアン・ロミロミ・マッサージを心身ともに静かな状態で受けることによって、
この3つ身体の要素との会話が導かれます。
どの宗教や精神的な考えでも『沈黙』は重要なものと考えます。
人が沈黙すると自分の内側へと入ることができ、混乱した外側の世界と距離を置くようになります。
沈黙は自分でコントロールできる瞑想状態です。
ハワイアン・ロミロミ・マッサージを静かに受けることはいわば身体の3つの要素の瞑想であり、
知性が無視してきた事や、気づかなかった感情や肉体の苦痛を感じることができるようになります。
『人生は学びである』。
ハワイアン・ロミロミ・マッサージ師であり、カフナの血を受け継ぐデレク氏の言葉です。
日々さらされるストレスのなかで自分では御し難い身体と心に苦悩する時、
『私たちは肉体という乗り物に乗り、この世を体験する霊的な存在である』
という教えは生きていく勇気と幸せと感謝の気持ちを私たちに与えてくれるのではないでしょうか。